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バスに乗って

 最近、すごく「へぇ~いいなぁ」って思うことがある。

通勤で最寄り駅までバスで通っているのだが、小学生がわんさか乗っているバス。私の終点まで、2つ小学校がありそこの生徒達だ。

一つ目の学校の生徒達はしないのだが、二つ目の学校の生徒達は、バスを降りる時、「ありがとうございました」と言って降りる。小学生らしい慣習で、低学年の子ほどきちんとやっているのだが、その時運転手さんも「行ってらっしゃ~い」と応える。

それが、すごく気持ちがいい。
 
 バスは前乗り、後降りなので、降りる時は運転手さんの顔は見えない。なので、小学生達は大きな声で言う。運転手さんは、マイクつきなので小さな声でも聞こえるのだけど・・・。

 もちろん、応えない運転手さんもいる。でも、かなり稀。運転手さんも癒されるのではないか?と思う。
 最近、よく考えるのは、相手のことを思う、感謝する、気持ちのいいことをする、ことを皆がすれば、殺伐とした世の中も少しは、気持ちのいいものになるんじゃあ、ないか?

 幼少時代、バスは「ツーマン」と言われ車掌さんが乗っていた。たいてい女性だったと思う。切符を切ってくれて、「発車おーらい!」と確か言っていた。結構、憧れの職業だったと思う。切符の切り方がこなれていて、なんだかかっこいいのだ。

 よく考えると、今の運転手さんは当事と違っていろいろやらないといけない。お金は機械がやってくれるとしても、わざわざ機械のアナウンス+運転手さんのアナウンス。でも機械が詰まったら、その修理。安全運転はもちろんのこと、接続の電車の遅れなどの情報も本部から入ってくるし、そうしたら車内にアナウンスをしなくてはいけない。

 実は、機械化され「ワンマン」バスになったものの、結局、サービス化など時代のニーズへの対応など、今は車掌さん役もして一人二役、安全確認、口元にはマイク。舌打ちもできない状況で、運転して下さっている。

 小学生達の「ありがとうございました!」は少しでも、その運転手さん達の励みにもあるだろうし、なっていることがわかる「行ってらっしゃい」の声に、聞いているこちらもなんだか、ほっとする。

 最近は出会わないが、同じ路線の運転手さんで、鼻歌が得意の方がいた。マイクを通して、演歌っぽい歌が聞こえるのが、なんだかすごくおかしくて、というか「のどかだな」と思ったりした。

 たまに遭遇していたので、お名前もチェックして覚えていたのだが、
最近はお会いしていない。そのくらい、リラックスしていただいている方が、出勤の途中のある種の無力感も、笑いで飛んでいくような気もする。

 運転手さんのモチベーションが少しでも上がれば?というより、当たり前だが、バスに乗るときは、「お願いします」、降りるときなら「ありがとうございました」と言うことを、私は肝に銘じるつもり。
 小学生がやってることを、大人がやらないのもおかしいものだから。


 







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NoTitle

imano さま
今の会社はバス会社様とのお取引があり、それでちょっと興味の幅が広がったのですが、毎日安全運転は、やはり結構、大変なシゴトだと感じています。

NoTitle

一日何往復することになるのやら、その間やる気をずっと維持して、ホスピタリティーを発揮し続けるのも容易なことではないのでしょうね。

プロとして、皆にストレスを与えず、安全運転を確保する。
そのことがまず第一義なんでしょうが、エンタテインメントな要素が少しでも感じられると、なんだかうれしいものですね。

-

ピース絵文字はこれですか?v-221
上下位置なので、うっかりクリックとか?

外国の運転手さんとか、むしろパン食べてコーラ飲んで運転してるの見たときは、実際ビックリしたものです。
日本はまあ、やっぱりそこまではいかないものね・・。

どうして、ピースの絵文字が・・・クエスチョンになっちゃったのかな。

バスの運転手さんが鼻歌歌っているっていうの・・・いいですね。とってもいいです!私は、バスの運転手さんに挨拶するの大好きです。
深夜バスに乗ったときは、最前列だったのでおしゃべりしながら、いったこともありましたv-236
訪問ありがとうございます
プロフィール

コワタリ ユミコ

Author:コワタリ ユミコ
青森県出身。

まだまだ好奇心を
増やしたい。

増やした好奇心で
行動したい。

行動したら、感動したい。

感動したら、感謝したい。

そういう48歳で
ありたい。

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