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コワタリ家のむかし、むかし

 さてさて、再び実家の建替え計画である。
賛同者の妹のリサーチで、建替えする際の最低限の金額はざっくり分かった。妹の中学時代の同級生が注文住宅を建てる会社にいて、そこにリサーチをかけたわけだ。

 我々の構想で「平屋」というのがあったのだが、その同級生からのアドバイスによると、平屋だと基礎部分でコンクリートを使うことになるので、同じ坪数の建物でも、二階(以上)建てよりも平屋の方が高くついてしまう、と。

 なるほど、ごもっとも!業界若年層の私でも、納得できるアドバイスだ。資金の件は、やはり両親にも相談が必要になる。何気なく、建替えの気持ちがあるかないか、特に父親に。ついでに預貯金があるかどうかも、なんとなーく、ヒアリングしてみて、という指令を妹に出しておいた。そういう妹も預貯金はさっぱりらしい。
 つまり、この子供にしてこの親あり、でいくと、親も期待は持てない。

 資金の件は、住宅ローンがないと建てられない、ハズ。初めて、宝くじを買ってみようか、と本気で考えてもみたり・・・。
 
 構想は結構広がってはいる。今まで考えたことがないから、考えはじめると急に加速がついたようでもある。妄想の域に入っているかも。

 妹の希望は唯一ひとつ。お風呂。
ガテン系職人の彼女は、やはり毎日肉体労働になるから、お風呂は重要だという。ゆったりできる空間として、お風呂を充実させたいのだそうだ。自分の部屋とか他には、別にこだわらないらしい。目標は明確である。

 私は、とにかく「居間」である。リビングという小洒落た言い方は昔からしてないので、コワタリ家の場合の居間。仲がいいわけでも悪いわけでもない家族柄、それでもひとつの空間で過ごした時間はかなり長い。自分の部屋などナイに等しい子供時代は、たいていの時間を居間で家で過ごすしかなかった。テレビはもちろん、居間にしかないので、番組も祖父か父の見たい番組が優先された。心の中で「ちっ」と舌打ちしても、口には出さないし、その番組を一緒に観るしかない。あんがいそれで、時代劇が好きになったり、と。
 宿題も、テスト勉強も居間でしていたと思う。そろばん塾にも通っていたが、そろばんも居間で「パチパチ」やっていた。寝る、食べる以外は全て、居間で過ごしていた。そういえば、父親も仕事を持ち帰ることがタマにあって、その時は私と同様、居間で書類を書き、電卓をたたいていたかな・・・。

 会話はほとんど、と言っていいほどなかった家族だが、そうは言っても集まっていることで確認できていたことが、たくさんあったように、今さら思うわけである。
 
 だから・・・。
「居間」と呼べる空間は、絶対、あったほうがいいと思っている。リビングではなく「居間」。それでこそ、コワタリ家になるであろう。

 
 昔を思い出して、笑いがこみあがったこと。
さすがに中学3年生になると、高校受験もあることだし、ということで、祖父の寝ている部屋を少し間仕切って、勉強部屋を作った。どうしても入りたい学校があって、それなりに真面目に勉強する必要もあったので、気合いをいれた部屋だ。平机と本棚をおけるようにして、狭いがなんとなく気合いが入れられそうな雰囲気だ。

 ところが、、祖父は夕飯後20:00になると寝る部屋行き、寝るかと思いきや、テレビを見る習慣がついていた。小型だが知人にもらってきたと言って、自分の部屋に入れて簡単な工事もし、うれしそうにしていたテレビだ。

 祖父のその習慣はずいぶん続けられていたことだが、ハテ、私にとってはマズイことになった。その頃、耳が遠くなり始めていたこともあり、祖父はかなりのボリュームでテレビを見ており、間仕切っただけの勉強部屋に、確実に音は漏れてくる。これは、かなりの勉強妨害で、集中できない。というより、イライラの限界!当時、毎日2時間は受験のための勉強をする、としていたのだが、その勉強時間と、祖父のテレビ時間はバッティングしてしまっている。
 「そんなのおじいさんにイヤホンで聞いてくれ、といえばいいじゃないか」と思われそうだが、祖父にモノを言うことなどなかった当時、それを実行には移せずに、ただただ、イライラしながら、参考書を広げ、問題集を解いていた。たまに、早く寝てくれると、うれしくなるが、そうなると、逆に勉強に集中できない、という、なんだか、とんだことになっていったのである。
 
 浅はかな中学3年生の私が考えた対策は、自分も声を出し、「勉強してるんだから!」主張をする、というもの。毎晩、参考書を音読し始めた私の変化に、祖父も「?」とは思ったらしい。しかし、祖父のした行為は、「さらにボリュームをあげる」というもの。まったく、孫の受験をどう考えているんだ!落ちたら、お前のせいだ!くらいにイラツキながら、私は「居間」で勉強をし始めたのである。両親はせっかく部屋を作ったのになんで?と思ったようでもあるが、特に追求もされず。私も特に両親に祖父のことでクレームもあげなかったので、勉強部屋は部屋としてあったが、あまり活用されずになってしまった。

 「居間」で勉強し始めると、さすがに両親は気を使ってくれテレビの
ボリュームをさげたり、別の仕事を始めたりしてくれたので、まあ迷惑な娘きわまりないのだが、おかげさまで、希望校に入学することはできたのである。

 後日談。妹も同じような経緯をたどっていたらしい。
が、妹は、祖父に懇願したらしいのだ。「この学校にも行けないと、私の行ける学校ないから、協力して!」と。で、祖父はイヤホンをつけてテレビを見るようになったらしい。
 姉妹とはいっても、対策も行動もかなり異なるわけだが、これからの建替え計画。果たしてどうなることやら・・・。
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80yukiko さま
妹は甘えるのが上手かったんだと思う。私とは7歳も離れているので、お互い、姉妹とはいっても、ほぼひとりっ子のように生活していたようにも思うし。最近の方が話が合うようになっているくらいだから、建替えの件も結構、進められるような気も・・・。「オジジ」様は、私がN.Z.逃亡時に亡くなりお葬式にも出れていない。でも、、、亡くなる時、N.Z.の私の枕元に来たんだよ。コレほんと。

オジジ様との良き思い出話に、思わずワッハッハでした。ますます妹さまに、興味を抱きました。オジジ様の行動を変えてしまう、正真正銘のつわものですね。

yurim さま
いつもありがとうございます。ホントに。
一人になれる場所は、自分の部屋じゃなくってもできるけど、集まれる場所、というか、集まっちゃう場所はあった方がいいような気がしまして。仮に、自立して家を出てもたまに帰っていれる場所、というか・・・。なので、やっぱり「居間」なんですよね。

家族が何となく集まる「居間」、いいですね!
無理に会話をしなくても、空間を共にしていれば解りあえるのが家族ですよね。私は家を建てるなら、「居間」にこだわりたいと思っています。

訪問ありがとうございます
プロフィール

コワタリ ユミコ

Author:コワタリ ユミコ
青森県出身。

まだまだ好奇心を
増やしたい。

増やした好奇心で
行動したい。

行動したら、感動したい。

感動したら、感謝したい。

そういう46歳で
ありたい。

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