スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ああ・・夏休み

 学校が夏休みに入った。
子供達は、夜遅くまで闊歩している。楽しくて仕方ないのだろう。友人たちとキャッキャしながら、騒いでいる。子供らしさが伺える後景だ。都会の子供達ならでは、22:00過ぎでも外を歩ける。

 東北の夏休みは短い。お盆を過ぎるとすぐに二学期の始業式。一ヶ月くらいの休みは、大抵が学校のクラブ活動、家の(畑の)手伝い、子ども会のバレーボール大会の練習、と結構、スケジュールが組み込まれている。近所の神社のお祭りや、花火大会、相撲大会など、短い夏を一気に駆け抜けるように、イベントが多い。でも、本当に、お盆が明けると、急に秋の気配が漂ってくるのだから。梅雨明け後、一気に夏を楽しまないと、夏はすぐに去っていくものなのだ。

 小学生の頃は、お盆に親戚達が集まるのが恒例だった。父方の兄弟が多く、祖父も健在。年が近い従兄弟もたくさんいて、総勢40名くらいが一同に返したものだ。はっきりいって、旅館なみの忙しさ。本家の嫁は大変だ、、と幼心に母親に同情した記憶がある。そのくらいの大勢が一度になってやってくるのが、夏休み。
 
 もちろん、本家の嫁の子供の仕事もたくさん増える。まずは、大掃除。お盆前には、どの家でもやるが、普段使っていないお座敷部屋も、障子を張り替えたり、電球を替えたり、そして、宿泊数を見込んで、ふとんを干す。かなり干す。もう覚えていないが、庭の隙間がなくなるほど、布団を干していた。シーツや、まくらカバーも全部、人数分そろえ、お座敷部屋にたたんでおく。

 次は食器だ。ご飯のお茶碗、椀物用のお碗、小皿、お箸など、全部押し入れから出し、洗い定位置にセットしておく。ある年からは、小皿はめんどうなので、三つ割れのプラスチック皿が登場するようになり、盛り付け時も、洗う時も重宝された。

 買出しは、父親の担当。恐ろしい量の食材が入手され、冷蔵庫や、井戸で冷やされる。すいかも一緒に冷やされる。
 調理は、母だけでなく父も混じる。私も高学年になってからはかなり手伝った。青森の夏、と言っても夏は暑いから、食中毒だけは気をつけながら、食事は工夫していたようだ。

 従兄弟達は、周りが全部自然の状況が楽しいらしく、カブトムシとりやトンボとりに忙しい。近くの公園に行って、かけづり周る。公園は全面芝生だから、ものすごく心地いいのだ。
 そんな従兄弟達と遊びながら、私は、ほどほどに、家の手伝いをする。カブトムシもトンボも珍しくないのだから・・。

 冷えたスイカと、もぎたてゆでたてのトウモロコシがおやつになる。たまにアイスクリームになったりもしたが、30本くらいゆでられたトウモロコシが、どっどーんとテーブルの上におかれる。子供達はワシワシ食べ、大人達も自分達の近況を話しながら、食べる。

 夜はご飯を食べ終わったら、大量に購入してきた花火を、どんどんやる。学校で言われている、水の入ったバケツを近くにおいて、どんどん花火をやる。近所でも子供達が花火をしている音が聞こえる。負けずに打ち上げ花火なんかをやって、ワイワイ、キャーキャー。
 花火が終わると、テレビは大人たちの宴会でまったく聞こえないので、布団を敷いて、大きいお兄さん達に教わって、トランプや花札をする。小学1年から中学2年まで集まってのゲームは、なんだかルールがあってないようなもの。かなり臨機応変なルールになっていた。

 そして小さい子達が眠りにつくと、「怖い話」が高学年チームで始まる。これが、かなり怖くなるのは、当時、実家は外にトイレがあった。はっきり言って、夜中にひとりでトイレにいくのは、自分の家でも怖い。木曜スペシャルの「UFO特集」ですら、ビビッてしまうくらいだから、お盆で先祖さまが帰ってきている時であれば、かなり、恐怖を増すことになる。

 そんな2日間が終わり、送り盆の時には、もうみんな帰っていく。仏壇に供えたお供物を、いつものところに供養しに行き、お盆は終了。残ったのは、片付けを待っている、布団、茶碗、そして冷蔵庫に残っている、食べ物たち。数日間は、その食べ物を消費するのに、毎日、同じメニューが並ぶ。

 お盆が終わって、やっと夏休み・・と思うと、すぐに始業式が始まる。なかなかハードに生きていた、幼少時代である。

 でも、あの家のどこに、総勢40名が寝泊りできたのか??実は、今もって謎。帰ってきたご先祖さまも、さぞや、賑やかぶりを楽しんでくれたのではないか。

 随分、墓参りにも行ってない。今年は、少し考えてみよう。

 

 
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

本当に

yurim さま
私は、実家にとうもろこしを輸送するよう、電話をしてみました。お盆過ぎになるとのこと。東京の旬とは時期が違うと今さらのように実感。本当に、お盆が過ぎると一気に空が高くなって秋の気配がしてくるんですよね、北は。でも結構好きな季節だったかもしれないなあ・・。

80yukiko さま
レスが途中で切れていますが、想像がつくような・・・。

本当に

東北の夏休みは、本当にイベントが多いですね。
短い夏を惜しむように、次から次へと、、、。
関東育ちの私にとっては、新鮮でワクワクします。
旬の物を食べ、季節を思いっきり感じて、これぞ本当の夏の過ごし方!

私にも少々、身に覚えのあるお話でした。人が大勢いるってだけで、楽しかった記憶があります。色んなところで色んな楽しいことが起こっているから、もうどこの誰と一緒にいたもんかと常にソワソワしていた気がします。東京から来た年下のいとこが

o-k さま
レスありがとうございます。幼少の思い出が重いのですか。でも、忘れてしまうより、重いくらいの思い出の方がよいのでは?

夏やすみ

夏休みかぁ・・・。(遠い眼差し・・・。)
メロン・スイカ・花火大会・肝試し大会・山の中でのキャンプ・海の家・深夜の闊歩・入道雲や大量の汗etc.etc。
幼少の思い出・重いで。
なんか、冷めてる子供だった気がするなぁ。


訪問ありがとうございます
プロフィール

コワタリ ユミコ

Author:コワタリ ユミコ
青森県出身。

まだまだ好奇心を
増やしたい。

増やした好奇心で
行動したい。

行動したら、感動したい。

感動したら、感謝したい。

そういう46歳で
ありたい。

リンク
最近の記事
最近のコメント
ブログ内検索
カテゴリー
月別アーカイブ
最近のトラックバック
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。