スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

忘れてはいけないことを忘れない

 日本にとっての8月は、6日広島、9日長崎の原爆の日、そして15日終戦記念日と、戦争について考えることができる月だ。そうは言っても、戦争よりも(?)恐ろしい非日常的な残虐な事件が起こりすぎている、あるいは、靖国神社が総裁選にうまく利用されようとしている気配すらする、今日である。

 評論家ではないから、四の五の言う気もつもりもないが、とにかく、戦争で多くの人が生きることができなくなった、その事実は変わらない。どっちがいい、とか悪いとか、もちろん重要なことなのだろうが、戦争は、何も生みはしない。
 武器を造ったり売ったりしている輩がどんどん儲かる市場原理でしかなく、核兵器を持っている国は、なんとなく強者っぽいそぶりを見せたがる。

 「戦争」があるから「平和」があるのだろうが、絶対に戦争で死にたくない。まだ「平和ボケ」と言われる方がマシ。
 
高校の修学旅行で広島へ行き、平和記念資料館で無口になり、平和の鐘を鳴らし、絶対、戦争で死ぬのはイヤだ、と心から思った。小学生時代、図書室で「はだしのゲン」を全巻制覇していたが、漫画で見る皮膚が溶けたケロイド状態を、写真で見せつけられたのは堪えた。無口になるしかない。

 数年前、城山三郎氏著の特攻隊員のドキュメント本を読んで以来、特攻モノを読み漁った。その中で知覧(鹿児島県)のことを知る。知覧は特攻が飛び立った最南端の町。
 
 昨年、その町を友人と訪れた。小さくてのどかな街なみの中に、しっかりと残さなくてはいけないモノとして「特攻平和会館」がある。実在の戦闘機や、写真が多く展示されているが、やりきれないのは特攻隊員達が家族に残した手紙や言葉である。自分がこの立場だったら?考えずにはいられない。

 映画「ホタル」のモデルにもなった富屋旅館でも、実在の「特攻の母」鳥浜とめさんの孫嫁さんが、とめさんに代わって語り部となり、平和を願い、訪れる人々に当時の様子、とめさんの想いを伝え続けている。

 語れるほどの想いもないが、とにかく戦争で死ぬのだけはイヤだ、と思っていることを忘れないでいればいい、と思っている。遠い外国でのことのように思える、今も続いている紛争は、宗教的なものよりも、むしろ権力的、市場原理的なモノになっている。いいか、悪いか、ということ以上に、もう戦争は無くすべきだ。これだけデジタル化の進んでいる世の中で、兵器だけはデジタル化されているが、戦争をおこしているのは、アナログ的な人間の心情でしかない。

 少なくとも、忘れてはいけないことを、忘れないようにしなくてはいけない。戦争で亡くなった人たちの想いの先に、今の我々がいる、ということも。

 
 
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

yurim さま
長崎は訪れたことのない土地です。そうですか、お墓は眺めのいい場所にあるんですか。それが残していくための、伝えていくための策なのかもしれませんね。

80yukiko さま
富屋旅館のトメさんの孫嫁さんの語りは、たまたま運よく聞けたのですが、本当に伝えていかなくてはいけない、という語り方でした。坦々と優しい声の語りは、ずーっと心に残ってます。

長崎に住んでいたこともあり、原爆の話に触れることが結構ありました。
幼い頃は「夏」と言えば、楽しいことばかりを考えていましたが、長崎は、「原爆の日」、「精霊流し」など、いろいろな事を改めて考える機会が多くあります。
すり鉢状の地形の長崎では、お墓が一番眺めのいい場所にあります。

私も知覧の特攻隊記念館には3回行きました。毎回、館内で号泣です。15,6歳の少年や青年たちの「思い」や「覚悟」をこの目で見たとき、とても厳粛な気持ちになり、同時に我が身を省みました。しっかり生きなくちゃ!と心底、思ったものです。
訪問ありがとうございます
プロフィール

コワタリ ユミコ

Author:コワタリ ユミコ
青森県出身。

まだまだ好奇心を
増やしたい。

増やした好奇心で
行動したい。

行動したら、感動したい。

感動したら、感謝したい。

そういう46歳で
ありたい。

リンク
最近の記事
最近のコメント
ブログ内検索
カテゴリー
月別アーカイブ
最近のトラックバック
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。