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ソツギョウ オメデトウ

ひなまつり


今日は、職場で毎月一回行われている
3月のお誕生日会+お雛祭り。

お雛さまからはもう、ずいぶん日がたってますが

薄焼卵をごまんと焼き、
中はいろいろ混ざった酢飯。

ほんとは、一人前をお内裏様とお雛様の対にしたかったらしいですが
時間の都合で、お内裏様のみ。
あとは、お雛様になるべくしてなれなかった
薄焼卵と、酢飯おにぎりが。

甘エビのお味噌汁と一緒に
皆さんでいただきました。

目に楽しく、しかもおいしかった。

作る方も、食べる方も楽しみになっている行事。


もう3月も終わり。行事と言えば

「卒業」の季節ですよね。

おとなになると、、、というか社会人になると
卒業できる機会も稀。

というか、そもそも卒業とは言わないのだろうな、と。



私が初めて上京して入った会社は
退職するときに、「卒業」という言葉を用いる会社。

私は、そのセンスがすごく好きだった。


それなりに大きい会社だったが、
毎日が運動会か、文化祭か?というくらい
ざわざわ、にぎにぎしている職場で

高校卒業後、社会人になった私には
年の近い先輩も大勢いるし、上司も(実は)若かったし
学校みたいに感じていた・・・


いや、むしろ学校以上の
よくいえばワクワク感、
で、やっぱり社会人としての緊張感で
毎日があっちゅーまに過ぎていたことだけは確か。

それ以上に、

学ぶことが多い職場だったと思う。


だから、退職する=「卒業する」は、すっと腹におちたもの。

あとは、「卒業」に込められている
その後の「輝かしい未来」が
誰にでも宿っているような気がするその言葉が、
好きなんだと思う。

だから。

そういう思いで、会社を去っていく人たちに
「卒業おめでとう」と言ってきた。

ひとつのくぎり、そして、むしろコレカラのアカルイミライに向けて
「おめでとう」「がんばって」

自分のときも、自分に言ってあげたしね(笑



いろんな理由で、会社を去るわけだが。
しかも「退職」は決して、いいようには取られないものだったりする。

が、しかし。

だからこそ。
「卒業おめでとう」と言わずにはおれない。

コレカラのために。



卒業式など、ずいぶん昔のことだが、
恐らく、ずーっと忘れないシーンがある。

中学校の卒業式の日。
卒業生退場!の号令のもと、ヘタッピなブラスバンドの演奏に合わせて
卒業生が退場する、その中に

泣いている男子学生がいた。

「えっ!」と一瞬驚き、
そして、瞬時にもらい泣きしてしまった。


その男子学生は、1年の時、成績優秀でテストは一番。
秀才、と認知されていた。その辺りの市内で最も優秀な学生がいく
高校に入るのだろう、と噂されていた。が・・・途中からくずれる。

家が近所らしい悪い先輩たちと付き合うようになってしまい
ソリコミ(!)まで入れてしまう。
2年の時、シンナーでラリっている姿すら
数回、目撃したことさえある。


3年。最高学年ということとか
先輩たちがいなくなったこともあったかもしれないが
投げやり度は落ち着いてきていた。


同じクラスだった彼は
文化祭の合唱コンクールの練習では
なぜか、率先して練習にはげみ、そして消極的な男子の尻を叩く。

最後の文化祭、という気持ちもあり
それなりに、皆の気持ちも高ぶっていたこともある。
結構、マジメに練習していた。

たぶん、うちのクラスが優勝する!という下馬評がでるくらい
いい仕上がりになっていた。


本番。非常にいい出来で、絶対、優勝だ!とクラス中
鼻息を荒くしていた。

が、結果は2位。

愕然とし、そして納得できない!と怒りがこみ上げてくる頃、
校長からの総評があった。

「3年A組は、ソリコミを入れている者がいたので、10点減点しました。
態度に問題があるためです」

明らかに、ソリコミはその彼しかいなく
クラス中は、もちろん、そのことを理解する。

泣いてしまう女子もおり、
なんだか、どんよりして教室に戻っていく。

その時、教室で彼は
「わのせいで、まげだな。わりい、ほんとによ」(=俺のせいで負けてしまった。ほんとに、申し訳ない)

誰も、彼のせいだ!と攻めない。
攻めれるはずがない。

彼が、一番、練習で盛り上げてくれて
あそこまで仕上がったことを、みんな知っていたから。

「なんも、いがのせいじゃね。クソ校長だばすけよ」(=いいや、お前のせいじゃない。あの校長がクソなんだ!)
「なんで、合唱にソリコミ関係あんのさ、なあ?」(どうして、合唱にソリコミが関係あるのか、わかんない)
「でも、B組も負げだ、って顔してたんだし、わんどのかぢだべ」(=となりのB組(優勝クラス)だって、負けたって顔してたんだから、実際は、俺らの勝ちってことでしょ。)

いなかの学年2クラスしかない、小さな中学校での
青春の一ページ。


で、そのソリコミの彼が、卒業式で
めちゃめちゃ、泣いてて、
めちゃめちゃ、泣いたまま退場していくんですよ。

なんか、その顔が
かの合唱コンクールソリコミ事件の時にも
見せなかった、泣きっ面で

その時のことをいろいろ思い出して
もらい泣きしてしまった・・・。


私が思う「卒業」には
その彼の流した涙の意味、

その涙で過去は過去、未来は未来という区切りになることも
ぜーんぶ、含まれていて

だからこそ、
退職していく、コレカラの旅立ちのハナムケに
「卒業、おめでとう」と
送ってあげたいのだ。

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Re:

> ケーコ さま
おお、コメント入れてる余裕がおありですね!
おとなの卒業は、確かに自分で決めるって感じ。

たまに、余裕があれば遊びに来てください。
お宅訪問は月末になりそうです。

No title

ソリコミくん、とても素敵ですね!
短編小説を読んでいるようでした。

そういえば、学生の時は「卒業」は時が決まっていて、自然に卒業できたけど、
大人になってからは、じぶんで区切っていかないといけないんですねえ。
訪問ありがとうございます
プロフィール

コワタリ ユミコ

Author:コワタリ ユミコ
青森県出身。

まだまだ好奇心を
増やしたい。

増やした好奇心で
行動したい。

行動したら、感動したい。

感動したら、感謝したい。

そういう46歳で
ありたい。

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