スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

となりのシャンティ

洗濯をしようとベランダに出たら
何故か、猫がいた。

「にゃ~」
と、鳴かれたが
すぐにドアを閉めた。


なんで、ネコ?


どこから来たのか、もちろんわからない。
でも、相手をしてしまって
いつかれると、尚、悪い。

ベランダ沿いに通われて
落ちられてでもしたら一大事。

まったくの無関心を決め込んだのが
数日前。


そして、昨日。

帰宅するやいなや
「ブー、ブー、ブー」

と呼び鈴がなる。
夜間は宅配便以外は、出ないことにしているが
せっぱつまった感満載の

「ブー、ブー、ブー」
が続いたため、しぶしぶ扉を開ける。

と、
ん?小学生?






「すみません、ベランダに猫いませんか?」

よく見ると、靴もはいていない。靴下のまんま。

「声はしてるんだけど、どこにいるかわかんなくて
見てもらえませんか?」


懇願の小学生に断るすべもなく
「ちょっと待ってね」
と言って、ベランダに。


「にゃ~、にゃ~」

おおお、声は聞こえるが姿なし。
声のする方へ向かうと、うちの隣のベランダにいて
自分でどうすることもできないまま
助けてくれ~

と、赤の他人の私の突き出した顔に
真っ先に走ってくる。

でも、となりのベランダとの境界は高く
そして、手を伸ばしたくらいでは
捕獲できそうにもない。

その旨、少年に報告し

隣のベランダにいるから、
お隣の方が帰ってくるまで待ったら?
お手紙はっておけばいいと思うよ

と助言。

居場所はわかった喜びと
でも、隣人の帰宅までは猫は戻ってこないガッカリ感を
醸し出しながら
少年は、去っていった。


そして、数分後。
夕飯にありついてまもない頃

またしても
「ブー、ブー、ブー」

今夜は千客万来?と思いながら
扉をあけると

またしても、少年。
くつもはかず、靴下のまま立っている。

よくよく見ると
その少年は反対側のお隣の部屋の住人らしく
その部屋の扉は空きっぱなしである。

そう、
「朝から洗濯の音うるさい!」おばさんの息子ってこと。


「すみません、猫つかまえたいんだけど、
ちょっとベランダに行かせてもらえないですか?」

なぬっ??!!!!!

気持ちはわかるが、部屋にいれるのはなぁ・・・

「じゃあ、ちょっとやってみるから待ってて」


何をやってみるんだ?と自問自答しつつベランダへ。

猫は人が来たと思ったのか
また、鳴きはじめる。


手が届くところに
猫の手足でも捕まえられれば、引っ張れるか?

やってみるが、
近くまで寄ってくる。しかも私の手に猫パンチはくらわせるが
捕獲させてくれない。

うーーむ。そうだ!
と洗濯かごにひもをつけて
隣のベランダに投げ込み、猫がかごに入ったら
ぴっぱりあげよう!

やってみた。

猫はなぜか
かごから遠ざかるばかり・・・。


虫取り網があればなあ・・・

あるわけがない。


10分ほど格闘したがやっぱり難しい。

またしても、靴下少年にその旨を報告する。

と。

「お願いです!僕だったらベランダ乗り越えられるから
行かせてください!」

ってか、母ちゃんはどうした!と思いつつ
仕方がないので、部屋に入れベランダへ。


「ごめんね、あんまし片付いてないから恥ずかしんだけど・・・」
と言うと
「うちはもっと、もっと片付いてないから平気!」

・・・・。
ベランダに出ると、猫が鳴く。

イスを出して、靴下少年が境界壁を登りやすく
そして、間違っても外側に落っこちないように
厳重監視。

するすると、壁をよじのぼって、せまい隙間からお隣のベランダへ。
不法侵入だっつーの。

「シャンティー~」

靴下少年の喜びの声。

こじゃれた名前なんだね。

聞くところによると7~8時間前から行方知れずになっていたらしいが
ずいぶん、会っていないような感激ぶり。

よかった、よかった、と思ったのもつかの間。

「猫、抱ける?」
靴下少年が
壁のわきから顔を出す。


「うっ、うん、たぶんね」
靴下少年から、猫を渡されるも、抱き方がおかしいらしく
「猫抱きで、猫抱き!」

しらんがな、猫抱き。

とにかく、シャンティを受取り
そして、また、靴下少年が壁を登ってくるのを待つ。
戻りの方が、若干足掛け場がないので、更に危険度アップ。

「ゆっくりね、ゆっくり」

シャンティはおとなしく、私と同様、靴下少年の
安否を見守っている。


靴下少年無事、帰還。

「あのね、シャンティはよく、ここのベランダにきて
遊んでるんだよ。穴があるでしょ、だから。
あっちまでいっちゃうなんて、思ってなかったから・・・」

まあ、とにかくよかったよ。
無事、捕獲されて。


じゃあね、と玄関口で声をかけると
「ありがとう!」
と、爽やかに隣の部屋へ。

っていうか、シャンティの行動範囲に
うちのベランダ入ってるってことだよね?

っていうか、同じこと
また起こるかもしれないってことだよね?

・・・・。

部屋は片付けておくようにしよう。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

訪問ありがとうございます
プロフィール

コワタリ ユミコ

Author:コワタリ ユミコ
青森県出身。

まだまだ好奇心を
増やしたい。

増やした好奇心で
行動したい。

行動したら、感動したい。

感動したら、感謝したい。

そういう46歳で
ありたい。

リンク
最近の記事
最近のコメント
ブログ内検索
カテゴリー
月別アーカイブ
最近のトラックバック
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。