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ゆるがない根っこ

14日に岩手入りしてすでに、一週間すぎた。

こちらは、桜が咲き始め満開間近。

その満開の桜並木のその後景のすぐとなりは
がれきの山だったりする、そのイビツさは
本当に、信じがたい。

自衛隊や行政が入り込んで、整備が進んでいる街もあるが
まだまだ、入ってきていない街では
自分の家だったところに足を運び
写真や大切なものを見つけ出したり
避難所での共同生活を円滑にしようと努力していたり
様々だ。

我々のチームが行商のごとく持参する物資を
必要とするところ、もう十分にあるから申し訳ないけど、と
断るところ。

避難所の状態も住まう人々の状態によって
何が必要かがまったく違ってくる様子が
ありありとわかる。

そして、無口で口ベタ気質の東北人の特質もあるのだろうが
ポンポン話すことはない。

が、キッカケができると
話し始める。
吐き出したい気持ち、出し切ってしまいたい気持ち
全部、出してあげられたら
どんなにいいだろうか。

チカラ不足は否めないが
とにかく、キッカケを作って話しかけるように
そして、聞いていいなら聞くように
ここ、数日はそんな風にしながら物資を届けている。

韓流ファンのお母さん。

今回の支援物資のほとんどが韓国のボランティア団体からのものであるため
ハングルで表記されたものがほとんど。
韓国からの支援物資だ、と説明すると

「韓国ってきいただげで、元気でできた」

怪しんでいた顔に笑顔がでてくる。



尋ねた避難所から、次の避難所に移動する際
場所がわかりにくく、その場でタバコを吸っていたおじいちゃんに
道を尋ねる。

「えっとな、」と石を拾い、地面に地図を描き始めた。
「こごをさ、ずっとさがってから右さまがって、突き当たるから
そしたら、また右。○○整形外科が左手にみえたら、まだ右」

その地面に書かれた地図を紙に書き落としながら
埼玉の熊谷ナンバーだから、一番暑くなるところから来たのか、とか
埼玉で働いていたことがあるとか、10分くらい雑談。

家はないけど、「生ぎでたぶん、もうけだ」と。

手を振って見送ってくれた。


物資は重いものが多く、車から降ろす時には
避難所の方が手伝ってくれたりもする。
私が運ぼうとすると「おなご(女性)は、そったらごどやんなくていいんだから」と
平均年齢65才のおじいちゃんたちがどんどん、奪い取っていく。

「見た目どおり、チカラもちなんですよ!やるから座ってて!!」
というと、ハッハッハと笑って「おなごの方が強いがらなあ」と
それでも、どんどん運んでいく。

「おなごに負けでらんねえじゃ」


東北弁の優しさと強さをしみじみ
かみしめながら、私も故郷のなまりで
みなさんに話しかけてみている。


ガレキを見ながら生活することの無常さを
言葉にならないくやしさをココロに持ちながら
それでも、地に足をつけて生きていく皆さんと
少しでも話していきたい。


全てが飲み込まれ、流された跡地に
しっかりと根を張り、流されることがなかった
唯一一本たっている桜の木のたくましさを
どうぞ、皆さんに。

そして、私もココロの糧にしていきたい。


あと2日間。
あいにくの雨模様。それでも、できることを、できるだけやっていきたい。


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プロフィール

コワタリ ユミコ

Author:コワタリ ユミコ
青森県出身。

まだまだ好奇心を
増やしたい。

増やした好奇心で
行動したい。

行動したら、感動したい。

感動したら、感謝したい。

そういう46歳で
ありたい。

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