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9月21日 三つ子の魂

「忙しい」という言葉を
よく使う人がいる。

あたたたたぁ~、かっこ悪いなあ、と思ってしまう。


だから、自分はあまり使わない。
一時期は抹殺していた時期もあるくらい。



高校卒業して上京し、働き始めた職場は
ひとえに、すべての人が忙しかった。

しかし、「言い訳」には非常に厳しく

何か、仕事が進んでいないことや
仕事が終わってないことに関しての
「言い訳」には、否応なしの応酬が続く。

特に「忙しかったんで・・」は
脳天雷が落ちないわけはない一言であって・・・。

自分がこっぴどく叱られた、というより
こっぴどく先輩や上司に叱られている
同僚達を垣間見ながら

「ああ、言い訳は絶対にダメなんだ」と学習し

さらには
「忙しい」と言い訳する一年目以上に先輩たちは「忙しく」
お前のどこが忙しいわけ?
という状況であり、

その先輩たちは絶対に
「忙しい」と口にしなかった。


そして。
「忙しいって、ココロを亡くすって書くだろう?
 なんで、自分は今、ココロ亡くしてます!なんて
 かっこ悪いこといえるわけ?」

これは、先輩の誰かの受け売りだが、
「なるほど、確かに・・うむうむ」と
納得したりして。



「忙しい=かっこ悪い」という図式がインプット。

そう、三つ子の魂、百まで。なのである。


基本的に、今もそのスタンスは変わっていない。





私の社会人初の担当業務は、総務部のなかの
電話工事担当だった。

理系じゃないのに、そっち系に配属されたことに
かなりてんぱっていたが、
(後に、総務のしごとに理系も文系も関係ないということがわかるが・・・)

直属の先輩が、3ケ月で隣の課に異動になったとき
血も涙もないんだなぁ よのなかって、と腹をくくってからは
結構、やりたい放題やっていた。


電話工事担当として、それなりに部門の皆さんに
名前を憶えていただいたり、
「担当、コワタリさんじゃないと思うけど、この件ってわかる?」
などと電話がきたりすると、ウキウキで対応したり。

当時、インターネットなどまだない時代。
総務の役割は従業員が気持ちよく働ける環境を作ること!
で、Face to Faceのコミュニケーション!ということで
部門さんとのやりとりに手間暇かけるのが方針だった。

だから、一年目の最も重要な仕事、電話とりはいのいちばんだったし
部門さんのフロアにはよく出向いた。


そんな調子づいてきた頃。

社内の引っ越しがあり、いつもの規模より大型。
実際、スケジュール通りにすべて終えられるかも
ちょっと難しいくらいだったが、
とにかく、電話工事の協力会社さんにお願いするよりなかった。

ふたを開けると、やっぱりかなりタイトで
電話工事は徹夜作業になる、と。

結局、朝になってのトラブル対応は
自分がすることになるので、
最後までいます!と粘ったが、
先輩にあえなく却下され
とにかくひとまず、帰宅し
早朝、出社することに。

そして、朝。

部門の人々が出勤し始めると
鳴り始める電話。
「電話使えない」
「グルーピングができてない」

私がすることは
内線番号と状況をヒアリングし、
私で直せそうなものは直し、工事の方じゃないと無理なものは
電話番号ごとに、メモを作り
工事の方のところに持っていくのみ。

たった1時間で既に10枚以上貯まっているメモ。

でも徹夜明けの皆さんに、すぐに全部直してください!
などとは、もちろん言えず
「次、これお願いしま~す」と
メモを追加するのみだった。

そんなとき、
怒り狂った営業部長からの電話。

「月曜日から、俺の電話がつながらないって
いったい、どれだけの損失だと思ってんだ~!!!!!!(怒」

いきなりの怒声にびびりまくった私は
すぐさま、工事会社の方のところに駆け込み

「すいません、この番号、先になおしてもらえませんか?
部長さんの電話で、すっごい剣幕で言われちゃって」

とあせりまくっている私に

「ん?俺にはその番号が部長のだとか、そうじゃないとか関係ないね。
最初に困って電話してきた人が、一番困ってるんだから、順番にやるだけだね」


・・・・・。

ものっすごいでっかいハンマーで頭を殴られたような衝撃。

そして、一瞬で
自分が恥ずかしくって、情けなくって、
ちょっと泣きそうでした。

ものすごい本質を直球で投げつけられて
だからこそ、ものすごく素直に「バシっ」と受け止められた
「シゴトの原点」になった一言。


すみませんでした。今までのが終わってからでいいので、
こちらもお願いします。

と工事の方にお願いし
さて、どうしたものか?と考えてすぐにしたことは

「今、なおしてもらうようにお願いしてきたので
もう少しお待ちください。申し訳ありません」
と、その部長さんのとこに言っての報告。

もちろん、
あたなの電話の前に20台順番待ちですけどね、はカット。


そうか、これがいわゆる
「調整」ってことかぁ・・・

部門さんのニーズを知りつつ
それでも協力会社さんの状況も知っている中で
落としどころを探る。

それまでの私は
ただの伝言マンだったことにも
気づかされたわけです。

直接、報告に言ったことで
いったんは落ち着いた、かの部長。
その後、結局電話が復旧したのは、午後もずいぶん遅くだったのですが
特に怒り続報はなく

復旧の報告で恐る恐る電話した際も
とくに、おとがめもなく。


この件以降。
ずいぶん考えて仕事するようになったのは
事実。

そう、この調整術。
私の中では、いろいろあるんですが
あやまってすむなら、いくらでもあやまります作戦。
そして、書いて済むことなら、いくらでも書きます経緯書。

ひそかに
お詫び名人と陰で言われる
お詫びっぷりも身につけたしね。



「最初に困って電話してきた人が、一番困ってるんだから」

この言葉は絶対に忘れないです。

「事件は会議室で起きてるんじゃない
 現場で起きてるんだ!」にも負けない

名言ですよね?

そう、これも
三つ子の魂、百まで。エピソードのひとつなのです。

ありがたい職場でした、ホント。





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非公開コメント

Re: 懐かしいです~

>80yukiko さま
コメントサンキュー!
新人時代は忘れないよね~

懐かしいです~

そうでしたよ、そうでしたよ 当時はね(笑)。
バシッ~ と記憶が蘇って参りました~。

私も、そういう意味では 『三つ子の魂 百まで』エピソード、いっぱいあるなぁ。
ちょっと、懐かしい気持ちにさせてもらいました!
訪問ありがとうございます
プロフィール

コワタリ ユミコ

Author:コワタリ ユミコ
青森県出身。

まだまだ好奇心を
増やしたい。

増やした好奇心で
行動したい。

行動したら、感動したい。

感動したら、感謝したい。

そういう46歳で
ありたい。

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