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1月29日 『人』という字

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陸前高田でのことです。

そのジャズ喫茶(?)には
お昼と打ち合わせを兼ねて寄りました。


もちろん仮設店舗です。

入店しても店主が出てこないので
おかしいな、と思っていましたが
原因はすぐにわかりました。

右耳に補聴器がみえました。

な~んだ、よかった。

そう。
サービス激悪だったらどうしよう、と
意味のない心配を抹殺するほど

その店主(女性)の対応と笑顔は
やわらかいものでした。


常連らしき、年配の男性がやってきました。

想像でしかありませんが
お酒がとっても好きで好きで仕方がない
たぶん、医者にはとめられている方だと思われました。

一杯だけ飲ませてくれ、という
その常連さんの願いに
やんわりと断りをいれる店主。

なんどもなんども
繰り返されるお酒の無心と
違う話をしようとする店主の会話は

内容にそぐわず
やさしい空気をまとっていました。


どうしてだろう?

聞き取りにくいだろうと
店主の近くにいって
話そうとすると

その年配の男性が
間に入って、店主に用件を伝えてくれました。

「おれが通訳すっから!」

私の眼はみてくれないけど
まっすぐ前をむいたまま
ちょっぴり強い言葉でした。

「もし、(この店主に)変なこと言うようなら
俺はちょっと許さないよ」的意味を
まとっているようにも感じました。


その男性は、すこしだけお店のお手伝いを
してくれたのかな・・・

私たちのテーブルにティッシュの箱がないと思って
持ってきてくれたりもしました。


少しすると、また無心と断りの会話は続きます。
でも、嫌な気持ちにはなりませんでした。


なぜか、坂本金八の言葉を思い出しました。
「人」という字の話です。

「人という字は、互いに支え合ってヒトとなる」


そういう関係性を店主と男性から感じました。

店主が私たちと話していると
男性も、そっと聞いているようでした。

顔はこっちに向けてないけど
耳はこっちに向いているようでした。

店主のことにも気を配りながら・・・。


重い腰をあげて、お会計を済ませ
「ごちそうさま」と出ていこうとすると

男性は
「風邪ひがねえようにな」って
言葉をかけてくれました。

びっくりしたけど、うれしくなって
「おとうさんも、風邪ひかないようにね!」

そしたら、男性は
こっちを向いて、ちょっと照れたように笑いました。

あんがい、いえ
とっても、かわいらしい笑顔でした。





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プロフィール

コワタリ ユミコ

Author:コワタリ ユミコ
青森県出身。

まだまだ好奇心を
増やしたい。

増やした好奇心で
行動したい。

行動したら、感動したい。

感動したら、感謝したい。

そういう46歳で
ありたい。

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