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葬儀顛末記 番外編 ~しびれを切らす ~

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思い出してしまったことがある。

中学2年の時。
クラスの男子生徒の父親が亡くなり
通夜に行ったのだった、と。


よくよく思えば
中学生で親を亡くすというのは
かなり衝撃的なことなのだが
若すぎて、そう若すぎて
彼の心境など想像することもできなかった。

ただ、クラス委員か何かしていたのだったか
クラス代表で、担任の先生と校長、
あとは彼の家の近所の同級生と4人で
通夜の席に参列した。


通夜も葬式も
当時は(って今もだけど)、家でやるのが一般的で
とにかく彼の家に行った。

そして、お経を聞くことになるのだが・・・

制服だったので
まあ、制服のスカートに隠しておけばわかんないから
足は正座じゃなくってもいいよ
と、担任には言われたが

物心ついてたぶん初めての神妙な空気感に
ちゃんとしていないといけないのでは?

と思ってしまったヤングな私は
正座をしていた。

その時、何を考えていたかは覚えていないが

いつも飄々としているその男子生徒が
この場でも飄々とした表情でいたことは
よく記憶している。


どのくらいの時間だったかはもちろん定かではないが
お経が終わり、一同が帰るとなった時

もはや、なんの感覚もなくなっていた
私の両足は
頭では立ち上がることを命令していたはずなんだけど
立った!と思ったら

そのままひっくり返ってしまった。

しかも、隣にいた校長に体当たりして・・・

確か、声も出してしまったような気がする。
失笑をかったようにも・・・

思春期には、かなり手痛い失態である。

同席したクラスの男子が
明日、学校でこの失態を広めたアカツキには・・・

などと考えていた。

そう。
父を亡くしたクラスメイトのことなど
これっぽっちも考えられていないのん気さ加減だったなあ・・・



なぜ、思い出してしまったのか。

そう、父の四十九日法要。
お寺で、まさに今、住職のありがたいお経を聞いている。


もちろん、正座だ。
妹も私も、正座大丈夫かな・・・と言いながら
とりあえず正座した。


お父さん、やっと今日が来たよ。
やっとお墓に入れるねえ。
天気もすっごくいいよ、風もないし・・・

お経の間、いろいろ父に話しかけようとするも
集中力が欠けてしまうのだ。


足が
足がシビレテいる。


お経はどのくらいの時間やるものなの?
まさか、1時間ってことはないよね?

ヤバイ、感覚なくなってきた。
イス使わせてもらったほうがよかったかな・・・


もはや、THE ガマンの体をなしつつ・・・

「はい、ではこれから納骨にいきましょう」

とご住職から指示が出たとき
ホッとした。

でも、シビレテいる。足は、ガンガンシビレテいる。


娘たちである、妹は遺骨をもって墓所に行かなくてはならないし
私は、ご住職を車でお連れしなくてはならない

のに!

娘たちは、二人とも
身動きひとつできず・・・

妹などは「ムリムリ、歩けない!絶対ムリ!」と叫び
親戚一同、笑いの渦。


本堂の脇に
なんのためにいらっしゃるのかわからない
ご老人がいたのだが、むちゃくちゃ、笑っていた。


こんな娘たちですみません・・・。


それでも、快晴のもと
父の(やっとの)納骨と、四十九日法要が終わった。

やっとこさ、一安心できるなあ。


って、父親の方こそ
シビレを切らしていたにちがいない。




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プロフィール

コワタリ ユミコ

Author:コワタリ ユミコ
青森県出身。

まだまだ好奇心を
増やしたい。

増やした好奇心で
行動したい。

行動したら、感動したい。

感動したら、感謝したい。

そういう46歳で
ありたい。

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